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6月のマヌエル
24日に渋谷にある「マヌエル」に行ってきました。
マヌエルは現在、都内に3店あります。四谷と渋谷と高輪ですね。
http://www.pjgroup.jp/manuel/
HPを見ると、近々丸の内にもお店ができるとのことですが、今のところはこの3店。
そして私は、四谷には夜に1回、渋谷にはお昼に1回行ったことが以前あります。
今回、渋谷に夜行ってみようと思いました^^
ちなみに、渋谷は「マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ」というのが正式名称だそうです。

開店と同時の夜6時に2人で予約。いつもの通りコースにせずにアラカルトでオーダーすることにしました。
6月のマヌエル_d0112043_1503956.jpg席について、まずはお通しとなる黒オリーブの実(オリーブオイル和え)が運ばれてきました。
私はこのオリーブの実が大~好き
オリーブの実さえあれば、ワインが何杯でも飲めちゃう(笑)。それくらい好き。
ここのオリーブの実には、一緒にりんごとオレンジの破片(笑)が入っています。
私はこんなちっぽけな破片でも甘いのがダメなんですが^^;;でも美味しくいただきました。(りんごとオレンジを避けて~^^;;)
黒オリーブ、本当につやつやしていて、写真で見てもうっとりしますねえ。
同行の友達もオリーブ好き。だから、大事に大事に食しました^^

6月のマヌエル_d0112043_1543753.jpg前菜は散々迷った挙句、さっぱりしたものが欲しいということでそら豆のサラダ Favas á Vinagreteを。
これが大~~~当たり!
もしかしたら、今回のナンバー1かも
オリーブオイルが絶妙に絡んでる。コリアンダーが入っているせいか余計にさっぱりした感じがします。
あ、あと、たまねぎのみじん切りも入っているからですね。
ベーコンは決してくどくなく、ちゃんとコクを出してくれてます。
見た目がちょっと、ペルー料理のセビッチェみたいだけど、酸っぱくはないです。
あんまり気に入ったので、友達と2人でばくばく食べちゃいました。
さすがにおかわりはしなかったけど(笑)。

6月のマヌエル_d0112043_1651138.jpg同行した友達はこのお店がお初だったので、次はやはり、ポルトガル料理の名物のバカリャウ(干し鱈)でしょーってことで、干し鱈が入ったコロッケをオーダーしました。
んー、いつもの優しい味です^^
友達も「いいねー。食べやすいねー。」と感想。
どうってことなさそうに見えるけど、こういうのがあるとほっとするんだよねー^^*

この時点ですでに飲み物はなくなり(笑)、もちろんってことでワインをオーダー。
2人とも実は赤ワイン好きなんだけど、なにせこの日は暑かったもんだから、たまには白ワインもいいよね、ってことで冷えた白ワインに決定!

しかしワインリスト、あまりにも多し・・・。
しかも、全部ポルトガル語なので、よーわからん(笑)。
店長さんやボーイさん(ってゆーの?w)に色々と聞きながらチョイスすることに。
あんまり高いのも無理だし(たくさん呑むからね(笑))、でも美味しくないのも困るし・・・。
結局、リストアップしてくれた中からややお高めのワインのいくつかが気になるんだけど、でもボトルではちょっと勇気がいるな~というのがあって、そのうちの2種類をグラスでそれぞれ頼みました。
名前は失念しちゃったけど(ダメぢゃん^^;;)、ボトルにしたら5000円台のだった気がする。
両方ともトゲトゲしいところはもちろんなく、ひとつは結構ドライで、もうひとつは意外にもフルーティな感じ、でも甘くなくてするすると喉に入っていきました。
6月のマヌエル_d0112043_174225.jpg
ここで、本日のメイン。
やっぱり何にしよう?(実は2人ともかなり優柔不断・・・ていうか、悩む時はとことん悩む(笑))ってことで、ボーイさんに「オススメは何ですか?」と聞いてみました。
すると、「シーフードだったら、私は『シーフードのカルデラーダ(白ワイン煮) 』がいいと思いますよー。」と仰るので、素直にそのままオーダーしちゃいました。
それがこれ。
まさにシーフードがい~~~っぱい入ってます^^
写真でみると、何だかいやにムール貝が主張してますが(笑)、海老もあさりもイカも蛸もそれぞれがいっぱい入っていますのよん。
味はね、シンプルに塩味ですね。まさにシーフードの味をそのまま活かしているといったところでしょう。
結果的に白ワインにして正解だったかも^^まあ、どーせうちらは、赤ワインでも構わずシーフード食べるけどね~(爆)。

6月のマヌエル_d0112043_17113622.jpgそして、さらにメイン第2弾。
シーフードがきたら、今度はお肉関係でしょう^^
そう、ぬかりなく一通り楽しみたいという欲望だけは強い2人^m^
てなことで、オーダーしたのは、スペアリブと豆の煮物(ポルトガル語名失念)でした。
出てきたのをみて、あら?と思いました。
だってね、私が以前(っていっても大昔(笑))にブラジル料理屋さんで食べたフェジョアーダに見た目も味もそっくりなんだよね。
フェジョアーダとは、まさに代表的なブラジル料理で、豆と肉の煮込み(そのまんまやん^^;;)なのです。
ラテン系・ポルトガル語圏ということで、やっぱり料理でもつながりが深いんだな~と思いましたねー。
ただ、私が食べたブラジル料理としてのフェジョアーダはお肉が内臓肉が多かったですね。
私、内臓肉、すごく苦手なんだけど、その時の料理は、黒豆を使っている料理で見た目真っ黒で、何の肉か食べてみるまでわからないという闇鍋のような料理(笑)だったので食べられたんだけど。
そのフェジョアーダにとても似ているんだけど、そりゃスペアリブの方が私は好きなので、ポルトガル料理のこちらの料理に軍配が上がりました。
(・・・って、別に勝敗を決めてたわけじゃないけどさ)
6月のマヌエル_d0112043_17223011.jpg←そう、こんな感じです^^
こうしてみると、ポルトガル料理の方が黒々とは決してしてないですね。
食べた時は味もとても似ていると思ったので一緒かなと思ったけど。
それに、ここで改めて写真を見て思ったのは、ポルトガル料理の方が野菜も入っているってことですね。
私が食べたフェジョアーダは、それこそ豆と内臓肉しか入ってなかったんじゃないかと思うほど、野菜の記憶が全くないんだよね~。
もちろん、同じ料理じゃないから当たり前なんだけど、海を渡ると、その土地にあわせて料理もビミョーに違ってくるんですね、きっと。

・・・ってここで気になったので、ウィキペディアで「フェジョアーダ」のページを見てみたら、「ポルトガル料理にも同名の料理がある」って書いてやんの!
な~んだ同名の料理だったのね・・・^^;;
しかも、「ポルトガルのフェジョアーダにはトマトやじゃがいもも入る。ポルトガル北東部ではキャベツも用いられる。アゾレス諸島ではいんげん豆、ポルトガル本土ではあおい豆を入れる。」としっかり載ってました。
なるほどー、だからキャベツが入っていたのかー。
ってことは、「マヌエル」はポルトガル北東部の料理ってことになるのかな?それとも広く取り入れているのかな?ちょっと気になってきたなー。
6月のマヌエル_d0112043_17334348.jpg
さて、ここまできて、かなりお腹がふくらんできたんだけど、前菜を食べる前から同行の友達が気になったメニューがあって、それをやっぱりどうしても食べたいよね、ということで、オーダーすることに。
それはこの蛸のリゾット
実はご飯もの(?)はこの前に、他の料理を食べながら自家製のパンもほしいということで食べていたのでした。

以前、四谷でやはり自家製のパンをオーダーして、それにオリーブオイルをたらして食べたんだけど、それにもんのすごく感動したのね。
お店の人に「オリーブオイルをわけてもらいたいですぅ~」などとまで言わしめたぐらいだったのをよく覚えていたので、再び今回オーダーしたんだんだけど、どういうわけか今回はそれほどの感動はありませんでした。
何がいけなかったのかは謎だけど。
6月のマヌエル_d0112043_17394233.jpg
そんなわけで(どんなわけだ)、蛸のリゾット。
こちらは期待通りの美味しさでした~
蛸もそれなりに入っていて(笑)、味もトマト味がベースなんだけど、それだけじゃなくて若干クリーミーな感じすら感じるのよね。蛸の旨味が利いているからかな~。
そのクリーミーなコクがあって美味美味♪
リゾットっていうくらいだからご飯が入っているんだけど、このソースもパンでぬぐって食べたいくらいでした。
さすがにお腹がいっぱいでやめちゃったけどねー。

ということで、ここでオーダーストップ。
普通ならデザートってことで、実際にボーイさんもデザートリストを持ってきてくれたんだけど、私は甘味に興味がないし、友達もすでにこの時点でお腹がいっぱいで、この日は別腹を持ち合わせていなかった様子で(笑)、ここでチェックをしてもらったのでした。

今回訪れて、ポルトガル料理は日本人にも合う優しい味だと再認識^^
友達も気に入ってくれたしよかったよかった。
でも、今回思ったのは、やたらコリアンダーが使われていたということ。
こんなにポルトガル料理ってコリアンダーを使うんだっけ?
私も友達もコリアンダーは大好きだからよかったけど(虫のようにワシワシ食べても平気(笑))、コリアンダー嫌いのひと(日本人に多いよね)には、もしかしたらメニューが厳選されちゃうかな~と思いました。
まあ、たまたま選んだのがそうだったのかもですけどね。
そういえば、高輪店では、さらに(?)焼き物(グリル)に力を入れているそうだから、それにはコリアンダーが入ってないかも。
ちなみに、グリルしたものは、ポルトガルというよりはポルトガル領だったマカオの特徴なのだそうです。

あ、そうそう。
飲み物ですが、さっきのグラスワインで終わるわけじゃなく、もちろんそのあともワインを飲みましたよー。
次はさすがにボトルでしょう~ってことで(なにが“さすがに”だか全く謎)、ワインを頼みました。
名前が気に入ったという理由だけで「TAMARA」というワインを。
(ええ、タマラ・ド・レンピッカを思い出したのですよー^^)
これもなかなかの飲みやすさでしたわ。
・・・ってちっとも感想になってないよね(笑)。
実はこの時点で、かなり「お眠モード」に入っていた2人。
もちろんまだ夜10時ごろと時間は決して遅くなかったんだけど、私はまだまだ「社会復帰」(笑)ができてなくて時差ぼけ状態、友達は風邪を引いていて睡眠不足だったからだったからなのでした。
でも、ちゃんと楽しんだからねー^^;;

全くの余談。
先日の渋谷・松涛の爆発事故があった場所から本当に近いところにこのお店はあるので、当時どんな感じだったから聞いてみようと思って聞こうとしたら・・・
同じ時間に予約していた、たぶん常連らしい家族4人組のおやじさんが真っ先に店長さんに聞いていたので、私たちは結局それを盗み聞きしてました(爆)。

それによると、やはり相当お店が揺れたそうです。
しかもまだランチタイム。
お店にお客さんがどれくらいいたかは聞き損ねたけど、本当にびっくりしただろうなあ。
たぶん、地震とはまた違った揺れだろうし、予想外の出来事だろうから何事かと思っただろうね。
それから、ついでというにはあまりにも不謹慎ですが、爆発事故の現場も見てきました。
現場より50m以上も前で通行止めになっていたし、反対側のスパの横の路地からも通行止め。もちろん、スパも営業停止のままでした。
爆発事故の現場は、すでにブルーシートがかけられていました。
やはり・・・というか、私たちのほかにも野次馬の人たちがいたけど、意外にもそんなに多くなかったなあ。10人もいたかどうかってくらい。

それから、これは業務連絡(笑)。
お店のオーナーであるマヌエルさんは、現在来日は未定とのことです。
本当は丸の内のお店のオープンにあわせて来日する予定だったのですが、それが延びてしまったので、全くわからなくなったとのこと。
・・・ということは、今度の機会は丸の内店オープンの時かな?
他、ポルトガルに行きたいから色々と本当は店長さんに聞きたかったんだけど、土曜の夜でお客さんも多く、忙しそうにしていたので、とても聞けませんでした~。

ともあれ。
ごちそうさまでした^^

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by lunchat | 2007-06-25 00:00 | ■ポルトガル料理
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